- 全東信の破産で「決済代行の倒産リスク」を実感した加盟店が、乗り換え先に運営会社の信頼性・安定性を重視するならJMSおまかせサービスは有力な候補です。
- JMSはJCB・三菱UFJニコス・UCカードという銀行系カード会社の出資で設立された決済代行会社で、クレカ・電子マネー・コード決済を1契約でまとめて一元管理できます。全東信の「まとめておまかせ」に移行イメージが近いのが理由です。
- ただし申込から利用開始まで最短約4週間かかり、入金の速さはSquare等の即日系ほどではありません。手数料・入金条件・キャンペーンは変動するため、申込前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
2026年7月6日、クレジットカード決済代行の株式会社全東信(大阪市)が大阪地方裁判所へ自己破産を申請し、同日に破産手続開始の決定を受けました。
負債総額は約1,259億円で、今年最大規模の倒産と報じられています。
「もう決済代行の倒産に巻き込まれたくない」「次はきちんとした会社を選びたい」——今回のニュースを受けて、そう考えて乗り換え先を探している方も多いはずです。
当サイト「店舗経営のオキテ」は、代表の後藤自身が複数店舗を経営し、実際に決済端末を使いながら比較しているメディアです。
この記事では、乗り換え先としてJMSおまかせサービスを検討している方に向けて、「全東信ユーザーにJMSが向く理由・注意点・具体的な乗り換え手順」を、実店舗の目線で落ち着いて解説します。
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なお、全東信の端末がそのまま使えるのか、返却やリース残債はどうなるのかは、全東信の端末はどうなる?返却・リース残債と他社端末への交換手順で解説しています。
全東信からJMSおまかせサービスへの乗り換えが向く理由
この章で扱う内容
- 今回の破産で顕在化した「決済代行の倒産リスク」と、会社選びの視点
- JMSが銀行系カード会社の出資で設立された決済代行だという事実
- 複数ブランドを1契約でまとめる「一元管理」で全東信に近い使い勝手になること
今回いちばん気になったのは「運営会社が信頼できるか」
全東信の破産で多くの加盟店が痛感したのは、「端末や手数料の前に、決済を預ける会社そのものが信頼できるか」という視点でしょう。
売上金という店舗の生命線を通す先ですから、乗り換えでまずここを確認したくなるのは当然です。
もちろん、どんな会社にも「絶対に倒産しない」保証はありません。
だからこそ、会社の成り立ち・出資構成・実績・セキュリティ体制といった、判断材料になる事実を自分の目で確かめておくことが大切です。
JMSは銀行系カード会社の出資で設立された決済代行
JMS(日本カードネットワーク/ジェイエムエス)は、公式サイトによるとJCB・三菱UFJニコス・UCカードの出資により設立された決済代行会社で、2000年の設立から約25年の実績があるとされています(2026年7月時点、公式サイト記載)。
決済代行会社のなかでカード会社が直接出資して設立された会社という点は、会社の背景を測るうえでの一つの材料になります。
ここでお伝えしているのはあくまで「出資構成と実績という事実」であり、「銀行系だから絶対に安全」という保証ではない点はご理解ください。
判断は事実にもとづいて、ご自身で行うのが安全です。
クレカ・電子マネー・コード決済を1契約でまとめられる
JMSおまかせサービスは、各決済事業者との加盟契約をJMSがまとめて代行し、クレジットカード・電子マネー・コード決済など多数のブランドに1つの契約で対応できるのが特長です。
売上代金も各事業者ごとにバラバラ入金されるのではなく、JMSがまとめて振り込む形になります。
全東信も「まとめておまかせ」で使っていた店舗が多いため、この一元管理の使い勝手は移行後のイメージが近く、乗り換えのハードルを下げてくれるでしょう。
後藤廉編集部コメント:決済ブランドを1社ごとに個別契約すると、契約書も入金日も締め日もバラバラで、経理の突き合わせが想像以上に大変です。後藤自身も店舗で経験がありますが、入金元が一本化されているだけで日々の帳簿づけがぐっと楽になります。「おまかせで一元化」は、地味ですが現場でいちばん効くメリットの一つだと感じます。
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全東信ユーザーが気にするJMSの「入金の速さ」への正直な回答
この章で扱う内容
- JMSの2つの入金サイクル(月2回払い・早期払い)
- Square等の「即日入金」ほど速くはない点は正直に共有
- 資金繰り最優先なら即日系という選択肢もあること
JMSの入金は「月2回払い」と「早期払い」から選べる
JMSの入金サイクルには、大きく2種類があるとされています(2026年7月時点、公式サイトで最新をご確認ください)。
1つは月2回払いで、振込手数料は無料。
もう1つは入金回数を増やせる早期払い(月6回・5日締めで所定営業日後の入金)で、こちらは1回あたり所定の早期払い手数料がかかる仕組みです。
資金繰りを少しでも早めたい店舗は早期払い、手数料を抑えたい店舗は月2回払い、というように、店舗の事情に合わせて選べるのは安心材料といえます。
「即日入金」ほど速くはない点は正直にお伝えします
一方で、正直にお伝えすると、JMSの早期払いはSquareなどの「最短即日・翌営業日入金」ほど速くはありません。
全東信の週2回・月6回といった早いサイクルに近い運用は組めますが、「今日の売上を明日には全額」というスピード感を最優先するなら、即日系のサービスのほうが向く場面もあります。
ここは各社の仕組みが違うため、自店の資金繰りにとって「何日で入るか」がどれだけ重要かを一度整理してみてください。
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資金繰りが最優先ならSquareという選択肢もある
もし「入金の速さこそが全東信を選んでいた理由だった」という店舗であれば、乗り換え先としてSquareのような即日系サービスも比較対象に入れて損はありません。
JMSの強みは入金スピードそのものより、銀行系の背景と一元管理にあります。
逆に言えば、資金繰りを1日でも早く立て直したい場合は即日系、会社の信頼性と運用のまとめやすさを重視するならJMS、と軸で選び分けるのがおすすめです。
各社の入金サイクルは下記の比較記事で詳しく解説しています。
後藤廉編集部コメント:「銀行系だから」という安心感だけで入金の速さを確認しないまま申し込むと、いざ運用してから「思ったより入金が遅い」と感じることがあります。乗り換えの目的が資金繰りの立て直しなのか、会社の信頼性と一元管理なのか——ここを先に決めておくと、JMSと即日系のどちらが自店に合うかがはっきりします。
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全東信から乗り換え前に知っておきたいJMSの注意点とデメリット
この章で扱う内容
- 申込から利用開始まで最短約4週間かかること
- 低率の手数料プログラムには適用条件があること
- 業種・端末による向き不向き
利用開始まで最短約4週間かかる(今日すぐ復旧はできない)
いちばん注意したいのは、JMSは申込から利用開始まで最短で約4週間(加盟審査に2〜4週間程度)かかるとされている点です(2026年7月時点、公式サイトでご確認ください)。
全東信の端末が今日止まってしまった店舗が、「今日・明日からカード決済を再開したい」場合、JMSだけでは間に合わないおそれがあります。
そこでおすすめしたいのが、JMSを本命として申し込みつつ、審査が下りるまでの当面はスマホで即日始められる手段でしのぐ「二段構え」です。
まず即日系で決済の空白を埋め、腰を据えて使う本命はJMSに切り替える——この進め方なら、営業を止めずに信頼できる乗り換えができます。
低率の手数料プログラムには適用条件がある
JMSの加盟店手数料率は、公式サイトによると3.24%で、「JMS中小企業応援プログラム」などの適用条件を満たす場合はクレジットカードの手数料率が2.48%に下がるとされています(2026年7月時点、公式サイト記載)。
手数料は業界最安水準をうたっていますが、低率が適用されるのは条件を満たした場合で、取扱高などによっては通常率に戻ることもあります。
「最安の数字」だけを見て決めず、自店の月間カード売上に当てはめて、条件を満たせるかどうかを含めて試算するのが失敗しないコツです。
最新の料率と適用条件は必ず公式サイトでご確認ください。
業種・端末による向き不向きがある
JMSは幅広い業種に対応していますが、業種によっては取り扱い対象外・利用不可の場合があります。
また端末面では、かつてのiPad/iPhone連動型端末は新規受付を終了しており、現在はオールインワン端末(VEGA3000など)が中心とされています。
導入費0円・月額0円(LTE通信対応の端末のみ月額あり)で始めやすい一方、自店のオペレーションや業種が対象になるかは、申込前にJMSへ確認しておくと安心です。
据置型やPOS一体型が合う業態もあるため、迷う場合は他社端末とも比較してみてください。
後藤廉編集部コメント:「約4週間かかる」と聞くと出遅れた気分になりますが、逆です。今日から二段構えで動けば、4週間後には銀行系の背景を持つ本命の決済に落ち着けます。全東信のように突然止まるリスクを減らしたいなら、目先のスピードは即日系でしのぎ、腰を据える先はJMSでじっくり——この組み合わせが、実店舗としては現実的で堅い進め方だと考えます。
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全東信からJMSへの乗り換え手順
この章で扱う内容
- 全東信側でまずやっておくこと(端末停止・売上集計)
- JMSの申込〜加盟審査〜端末到着の流れ
- 初期設定して決済を再開するまで
まず全東信側で「停止」と「売上集計」を済ませる
乗り換えの前に、全東信の端末はいったん使用を停止し、未入金のカード売上を集計しておきましょう。
一般社団法人日本飲食団体連合会(食団連)も加盟店向けの緊急声明で、「①端末の使用を即時停止 ②未入金の売上を集計 ③代替決済へ早急に切替」の3点を呼びかけていると案内されています。
なお、これは当サイト独自の解説であり、食団連や破産管財人の公認情報ではありません。
売上金の扱いは破産管財人からの通知・公告に従い、判断に迷う場合は弁護士・税理士など専門家にご相談ください。
JMSを申込み、加盟審査・端末到着を待つ
次にJMSの公式サイトから、店舗・事業情報を入力して申込みます。
申込後は加盟審査があり、ここに2〜4週間程度、利用開始まで最短約4週間かかるとされています。
審査が通ると、オールインワン端末が届きます。
この待ち時間のあいだにカード決済を止めたくない場合は、前述のとおりスマホで即日始められる手段で当面をしのいでおくと、営業への影響を抑えられます。
「申込=本命の準備開始」と考え、しのぎ手段の手配と並行して早めに動くのがポイントです。
端末を初期設定して決済を再開する
端末が届いたら、初期設定を済ませて決済を再開します。
あわせて、入金口座の登録や、必要に応じて早期払いの利用設定、レシート・スタッフのオペレーション、会計との突き合わせも整えておくと安心です。
クレカ・電子マネー・コード決済を1台・1契約でまとめて受けられるため、ここまで一度組んでしまえば、全東信時代に近い「まとめておまかせ」の運用に近づけられるでしょう。
当面しのいでいた即日系の手段は、JMSが安定稼働したら役割に応じて併用・整理していけば大丈夫です。
後藤廉編集部コメント:債権届出や、立替を受けていない売上金の税務処理は、破産手続きの通知内容や店舗ごとの事情で変わります。ここは自己判断せず、破産管財人からの通知・公告を確認したうえで、弁護士・税理士など専門家に相談するのが確実です。JMSでの再開(=これからの売上を止めない対応)と、旧債権の整理(=専門家マター)は分けて進めると混乱しません。
まずはJMSおまかせサービスに申し込む
銀行系の安心感で決済をまとめたい方は、下のボタンから、JMSおまかせサービス公式サイトで料金と申し込み手順を確認してみてください。
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全東信の破産で「次こそ信頼できる会社に」と考えるなら、JMSおまかせサービスは有力な選択肢です。
JCB・三菱UFJニコス・UCカードの出資で設立された決済代行会社で、クレカ・電子マネー・コード決済を1契約でまとめて一元管理できます。
導入費0円・月額0円(LTE端末のみ月額あり)で始めやすく、腰を据えて使う本命として堅い一手です。
利用開始まで最短約4週間かかるため、今日から動き出すのがおすすめ。
手数料・入金条件・キャンペーン・導入期間は変動する場合があるため、最新の内容は必ず公式サイトでご確認のうえ、申込みください。
※JMSを含むいかなる決済サービスも「絶対に倒産しない」といった保証はできません。出資構成・実績・認証はあくまで会社を判断する材料であり、サービス内容・料率・キャンペーンは変更される場合があります。申込前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
全東信からJMSおまかせサービスへの乗り換えでよくある質問(FAQ)
全東信からJMSおまかせサービスに乗り換えても大丈夫ですか?
JMSはJCB・三菱UFJニコス・UCカードの出資で設立された決済代行会社で、約25年の実績があるとされています。
クレカ・電子マネー・コード決済を1契約でまとめられるため、全東信の「まとめておまかせ」から移行しやすい選択肢です。
ただし「絶対に倒産しない」保証はどのサービスにもありません。出資構成や実績などの事実を確認したうえで、公式サイトの最新情報を見て申込むと安心です。
JMSは銀行系だから安全と考えていいですか?
JMSがJCB・三菱UFJニコス・UCカードの出資により設立された決済代行会社であることは事実ですが、それが「絶対に倒産しない」という保証ではありません。
出資構成・約25年の実績・ISMSやPCI DSSといったセキュリティ認証などは、会社を判断するための材料です。
これらの事実を踏まえ、ご自身で総合的に判断することをおすすめします。
最新の会社情報は公式サイトでご確認ください。
JMSは全東信のように入金が速いですか?
JMSには振込手数料無料の「月2回払い」と、月6回・5日締めで所定営業日後に入金される「早期払い(1回あたり所定手数料)」の2つの入金サイクルがあるとされています。
全東信の速いサイクルに近い運用は組めますが、Squareなどの即日・翌営業日入金ほど速くはありません。
資金繰りを最優先するなら即日系も比較対象になります。
条件は変わるため公式サイトで最新をご確認ください。
全東信の端末が今日止まりました。JMSですぐ決済を再開できますか?
JMSは申込から利用開始まで最短約4週間(加盟審査に2〜4週間程度)かかるとされ、今日すぐの復旧には向きません。
おすすめは、JMSを本命として申し込みつつ、審査が下りるまではスマホで即日始められる手段で決済の空白を埋める「二段構え」です。
当面をしのぎながら、腰を据える先をJMSに切り替えると営業を止めずに乗り換えられます。
JMSの手数料や導入費用はどのくらいですか?
公式サイトによると、加盟店手数料率は3.24%で、「JMS中小企業応援プログラム」などの条件を満たすとクレジットカードが2.48%になるとされています(2026年7月時点)。
端末の導入費・月額は0円(LTE通信対応端末のみ月額あり)とされています。
低率の適用には条件があり、取扱高などで通常率に戻る場合もあります。
自店の売上で試算し、最新の料率・条件は公式サイトでご確認ください。
全東信で未入金のカード売上は戻ってきますか?
破産手続開始までに立替払いを受けていない売上金は破産債権となり、従前の支払期限どおりに弁済されない可能性があります。
満額回収の保証はありません。まずは最後の入金日以降の売上を集計し、損失見込み額を把握しましょう。
扱いは破産管財人からの通知・公告に従い、必要に応じて弁護士・税理士など専門家にご相談ください。
(出典・免責)
出典(一次情報/2026年7月時点)
- JMSおまかせサービス・出資企業・料金(公式):https://www.japanmerchantservices.com/
- 一般社団法人日本飲食団体連合会(食団連)第1報:https://shokudanren.jp/activities/KEpkzbyY
- 日本経済新聞「クレジットカード決済代行の全東信が破産 負債1259億円」:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF065HT0W6A700C2000000/
- NetIB-News(データ・マックス):https://www.data-max.co.jp/article/85660
- 破産管財人室:印藤弘二 弁護士(はばたき綜合法律事務所)電話 06-4704-4681(受付10:00〜17:00)
免責
本記事は「店舗経営のオキテ」(運営:合同会社GRADMIN)が独自にまとめた解説であり、食団連・破産管財人・全東信・JMSのいずれかが公認・監修したものではありません。全東信の不正・書類送検に関する記述は報道に基づくもので、報道の範囲を超える断定は行いません。JMSの出資構成・実績・認証は会社を判断する材料であり、倒産しないことを保証するものではありません。手数料率・入金サイクル・早期払い手数料・端末ラインナップ・導入期間・対応業種・キャンペーンは変動・改定される場合があります。数値は2026年7月時点で確認できた情報にもとづくため、申込前に必ずJMS公式サイトで最新情報をご確認ください。債権届出・税務・法務の判断は、破産管財人からの通知・公告や、弁護士・税理士など専門家にご確認ください。


