キャッシュレス決済の導入、もしくは今の端末からの切り替えを検討する際、ステラパックとストアーズ決済のどちらが自分に合っているのかお悩みではありませんか?
本記事では、料金・端末・機能といったポイントに絞って両サービスを比較し、目的や店舗規模に応じた選び方をわかりやすく解説します。
失敗しない決済サービス選びの判断材料として、ぜひ参考にしてください。
本記事記載の料金やキャンペーンは、公開時の情報です。
予告なく変更・終了する可能性があるため、詳細は公式HPをご確認ください。
ステラパックとストアーズの比較ポイント|料金・入金スピード
キャッシュレス決済サービスを導入する際に、最も気になるのが「料金」ではないでしょうか。ここからは、ステラパックとストアーズの料金について、3つの視点で比較していきます。
初期費用・月額費用の違い
まずは、導入時にかかる初期費用や月々のランニングコストから見てみましょう。
ステラパック | ストアーズ | |
---|---|---|
初期費用(端末代) | 実質0円(レンタル) | 端末購入:19,800円 / 台 *通常料金 / フリープランの場合 |
月額費用 | 3,300円(税込) ▶︎キャンペーンで1年間0円に | 3,300円(税込) *スタンダードプランの場合 |
ステラパックは、専用端末をレンタルする形式なので、導入時の負担が少なめです。また、現在サービス利用料1年間0円キャンペーンも行っているため、初期コストを抑えて導入しやすくなっています。
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一方、ストアーズは、
- 初期費用を払って月額ゼロにするか
- 月額を払って端末をタダにするか
ニーズに合わせて選べる3つのプランがあり、利用スタイルに応じた選択が可能です。
決済手数料の違い
次に、決済時に発生する手数料を比較します。
ステラパック | ストアーズ | ||||
---|---|---|---|---|---|
スモールビジネスプラン | スタンダードプラン | フリー | スタンダード | 通常料金 | |
クレジットカード (Visa・Mastercard) | 1.98% | 2.70% | 2.48% | 1.98% | 3.24% |
クレジットカード (JCB・AMEX・Diners・Discover) | 2.48% | 3.24% | 2.38% | ||
電子マネー | 3.24% | 交通系電子マネー:1.98% iD、QUICPay:3.24% | |||
QRコード決済 | 3.24% |
プランによりますが、一部カードブランド決済と電子マネー決済では、ストアーズの方が優位です。
QRコード決済の手数料はどちらも同じなので、どの決済方法に需要があるのかをよく検討する必要があります。
入金サイクルと振込手数料の違い
続いて、売上金の入金サイクルと、振込時の手数料について比較してみましょう。
ステラパック | ストアーズ | |
---|---|---|
入金サイクル | 月6回締め 2営業日後払い 月2回締め 2営業日後払い 月2回締め 15日後払い | 自動入金:月末締め・翌月20日払い 手動入金:翌営業日~翌2営業日程度 |
振込手数料 | 三井住友銀行口座:無料 他行口座:220円(税込) | 自動入金または売上合計10万円以上:無料 手動入金かつ売上合計が10万円未満:200円(税込) |
どちらもスピーディーな入金に対応していますが、振込手数料の条件に差があることに注意です。
ステラパックは、三井住友銀行口座への入金であれば無料、その他銀行口座への入金は220円(税込)がかかります。
一方ストアーズは、自動入金を選べば、売上合計金額に関わらず振込手数料は無料です。
ただし手動入金を選ぶと、売上が10万円未満のときには200円(税込)の手数料がかかってしまいます。
1回あたりの売上が少ない店舗では、自動入金の方がコストを抑えられるかもしれません。
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ステラパックとストアーズの比較ポイント|端末・対応ブランド
キャッシュレス決済サービスを比較するうえで、端末の使いやすさや対応ブランドの広さも欠かせない比較ポイントです。
ここからは、ステラパックとストアーズ決済について、決済端末と対応ブランドの観点から比較していきます。
対応端末・周辺機器の違い
まずは、各サービスで使用する決済端末の違いを見てみましょう。
ステラパック | ストアーズ | |
---|---|---|
端末名 | stera terminal | STORES 決済端末 |
タイプ | Android一体型 | リーダー端末+スマホ連携 |
主な特徴 | 決済・レシート印刷・POS連携が可能な オールインワン型 | スマホやタブレットと Bluetooth接続して使用 |
ステラパックの「stera terminal」は、Android搭載の大型ターミナルで、1台で決済からレシート印刷まで完結できる高機能モデルです。レジ周りをすっきりまとめたい店舗に適しています。
一方ストアーズは、手持ちのスマホやタブレットと連携するタイプの端末を使用します。コンパクトかつ持ち運びしやすいので、キッチンカーや出張型サービスでも利用可能です。
対応決済ブランドと決済手段の違い
ステラパック | ストアーズ | |
---|---|---|
クレジットカード | VISA、Mastercard、JCB AmericanExpress、 DinersClub、DISCOVER、銀聯 | VISA、Mastercard、JCB AmericanExpress、 DinersClub、DISCOVER |
電子マネー | 交通系IC(Suica・ICOCAなど) 楽天Edy、iD、QUICPay nanaco、WAON | 交通系IC(Suica・ICOCAなど) iD、QUICPay |
QRコード決済 | PayPay、楽天ペイ、d払い auPAY、メルペイ、ゆうちょペイ ALIPAY+、WeChatPay、UnionQR | PayPay、楽天ペイ、d払い auPAY、SmartCode、メルペイ WeChatPay |
どちらも主要な国内キャッシュレス決済には対応していますが、対応数はステラパックの方がやや多いです。インバウンド対応を重視する場合は、海外ブランドの取扱い数が多いステラパックがおすすめです。
一方ストアーズは、対面決済だけでなく、請求書決済に対応しています。(※クレジットカード決済のみ)
店舗以外でも決済を受け付けられるため、ビジネスチャンスが広がります。
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通信・接続環境の違い
ステラパック | ストアーズ | |
---|---|---|
通信・接続方法 | 有線LAN(推奨) Wi-Fi | Bluetooth接続 (スマホ・タブレットと連携) |
必要な端末 | 専用端末のみで利用可能 | スマホ・タブレット+専用端末 |
ステラパックは、店舗常設向けの設計で安定した通信環境が強みですが、固定設置型のため持ち運び利用はできません。
一方ストアーズは、スマホやタブレットとBluetoothで連携する必要があるため、電波状況や接続トラブルへの備えが必要です。
ステラパックとストアーズの比較ポイント|機能・他システムとの連携
キャッシュレス決済端末は、ただ決済ができるだけではなく、日々の売上管理や業務効率化にもつながる機能が求められます。
ここからは、売上分析機能・POS連携・会計ソフトとの連携といった業務を支える機能面から、ステラパックとストアーズを比較します。
売上分析・レポート機能の違い
ステラパック | ストアーズ | |
---|---|---|
期間別売上レポート | 管理画面 | 管理画面 |
商品別売上分析 | POS連携で対応可能 | またはPOS連携で対応可能 | 有料プラン加入
CSV出力 |
どちらもCSV出力には対応していますが、商品別売上など細かな売上分析などはできません。また、CSVで出力できる売上データは、あくまで決済ごとの明細が中心です。
商品別の売上や在庫管理など、より深い分析をしたい場合は、POSレジとの連携が必要です。ステラパック・ストアーズともに、対応するPOSシステムと組み合わせることで、分析機能を強化できます。
POS連携や拡張機能の違い
ステラパック | ストアーズ | |
---|---|---|
POS連携 | ビジCOM POS+ NEC スマレジ Uレジ ローズシステム ズー Foody Pocket POS | STORES レジ Salon Answer Loyverse POS Okage DX Platform POS+ かんたんレジ あっと決済 スマレジ NEXPO poscube Orange Operation ユビレジ |
拡張機能 | 顧客管理・会員証・ポイント機能 などの追加が可能 | ECサイト「STORES」とも連携可 実店舗とネット販売のデータ統合が可能 |
ステラパックは、多機能な専用端末を活かし、POSとの連携範囲や拡張性が高いのが強みです。そのため、とくに業務が複雑な業種(飲食・サロンなど)に向いています。
ストアーズも多くのPOSシステムとの連携が可能で、ストアーズレジを利用すれば、同ブランド内で完結できます。すでに使用しているPOSレジとも連携しやすく、小規模事業者や初心者でも扱いやすいのが特徴です。
会計ソフトとの連携の違い
ステラパック | ストアーズ | |
---|---|---|
連携可能サービス | CSV出力による手動取込 | マネーフォワードクラウド会計 | freee会計
自動仕訳 |
ストアーズは「freee会計」や「マネーフォワード クラウド会計」との連携に対応しており、売上データを自動で取り込むことが可能です。
一方、ステラパックは会計ソフトとの直接連携には対応していません。そのため、CSVデータを出力して、会計ソフトに手動でインポートする必要があります。
自動連携を使いたい場合は、ストアーズ+対応ソフトの組み合わせが便利です。それ以外のケースでは、どちらのサービスでもCSVの手動処理が必要になることに注意しましょう。
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ステラパックとストアーズ|それぞれのおすすめの店舗・事業者とは
ここまで、料金・端末・機能などの違いを比較してきましたが、最終的には「自分の業種や運営スタイルに合っているか」が一番の判断ポイントです。
ここからは、それぞれのサービスの特徴をふまえて、どんな業種・店舗に向いているのかを具体的に解説します。
ステラパックがおすすめの店舗・事業者
ステラパックは、以下のような事業者に向いています。
- 常設する決済端末を導入したい店舗
- 一体型端末(レシート印刷・POS連携など)で業務を効率化したい事業者
- 多機能な決済端末で接客・会計の流れをスムーズにしたい業態(飲食店・サロン・クリニックなど)
- 決済ブランドの幅広さや、安定した通信環境を重視したい事業者
ステラパックは、Android搭載の多機能端末で、決済・レシート印刷・POS連携が1台で完結するのが大きな魅力です。
バックヤードの業務を効率化したい中規模以上の店舗や、カウンターでの会計が頻繁な業種にはとくにおすすめです。
また、安定した通信回線(有線LAN/Wi-Fi)に対応しているため、常設型の店舗との相性が抜群といえるでしょう。
ステラパックの評判・口コミが気になる場合は、以下の記事が参考になります。

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ストアーズがおすすめの店舗・事業者
ストアーズ決済は、次のような事業者におすすめです。
- 導入コストを抑えながら決済手段を増やしたい事業者
- スマホやタブレットを活用して手軽に運用したい事業者
- キッチンカー・移動販売・訪問型サービスなど、持ち運びが必要な業態
- STORESレジやSTORESネットショップと連携して、実店舗+ネット販売を一元管理したい店舗
ストアーズは、スマホやタブレットと連携して使うコンパクトなリーダー型端末が特徴です。Bluetoothで接続するだけなので、初期費用を抑えて気軽に導入できるのが強みです。
また、自社のECサービス「STORES」との連携で、オンライン・オフラインをまたいだ販売管理もできます。とくに小規模店舗や、場所を選ばずに決済したい移動型ビジネスにはぴったりです。
ストアーズ決済の評判・口コミが気になる場合は、以下の記事が参考になります。

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「どちらにも当てはまらないかも…」「他のキャッシュレス決済サービスも検討したい」と感じる方は、以下のサービスもご検討ください。
ステラパックとストアーズを比較する際の注意点&よくある質問
導入を検討するうえで「見落としがちな注意点」や「よくある疑問」について整理しておきましょう。事前に知っておくことで、あとから「こんなはずではなかった…」と後悔するリスクを減らせます。
導入までのスピードと審査基準に差はある?
A.導入スピードはストアーズの方が早い
ストアーズは申し込みから最短3営業日で利用可能です。一方ステラパックは、申し込み完了から約2週間、長いと2カ月ほど審査期間があります。
そのため、導入までのスピードを重視したい場合は、ストアーズがおすすめです。ステラパックを導入する場合でも、事前準備(必要書類や口座情報の確認など)を万全にしておくことがポイントです。
サポート体制の手厚さで選ぶなら?
A.サポート体制の手厚さなら、ステラパックがおすすめ
それぞれのサポート体制を、表にまとめると以下の通りです。
ステラパック | ストアーズ | |
---|---|---|
サポート内容 | 電話 専用フォーム | |
受付時間 | 【電話】 24時間365日 【専用フォーム】 公式サイトからアクセス | 【電話】 10:00〜18:00 【専用フォーム】 問い合わせフォームにアクセス |
休業日 | 日・祝日 |
ステラパックは、導入前後のフォローが比較的手厚いのが特徴です。一方でストアーズは、自分で調べながら進められる人向きといえるでしょう。
インボイスに対応できる?
A.どちらのサービスも、適格請求書(インボイス)に必要な情報を出力する機能は備えています。
ストアーズは、Webの管理画面からデータを確認・印刷・CSV形式でのダウンロードも可能ですが、以下の点に注意が必要です。
STORES 決済アプリ・ホーム画面(Web)から出力されるレシートは、「決済処理結果」の控えになりますので、インボイスとしてご利用いただくことはできません。
インボイス制度の対象とする「商品・サービス提供の結果」としての証明書ではないため、インボイス対象外となります。
なお、弊社関連サービスである「STORES レジ」で発行できるレシート・領収書は、インボイス制度に対応しています。
ステラパックもインボイス制度に対応できますが、端末単体での出力可否は公式に明記されていません。そのため、確実に対応したい場合は、stera pack POSの導入を検討すると安心です。
併用や乗り換えは可能?運用の注意点
A.ステラパック・ストアーズ決済ともに、他社サービスとの併用は可能
ただし、以下のような点に注意が必要です。
- 端末の設置スペースや接続環境が複数必要になる
- 決済手数料や入金サイクルがバラつき、経理処理が煩雑になる可能性がある
- ステラパックは13カ月以内の解約に違約金が発生するため、短期の併用・お試し導入には不向き
上記のように、ステラパックは、13カ月未満の解約だと違約金が発生します。
しかし、端末を正常な状態で返却すれば違約金が免除されるため、実質的なリスクは小さいといえるでしょう。ただし、審査に時間がかかる傾向にあるため、気軽に即日導入とはいかない点には注意が必要です。
「まず試してみたい」という目的なら、ストアーズ決済のような導入スピードが早く、端末買い切りのサービスのほうが安心です。
まとめ:料金・機能・対応力を比較して、今の課題にフィットするサービスを選ぼう
ステラパックとストアーズは、どちらも主要な決済手段に対応しており、初期費用や月額料金も抑えられたサービスです。
高機能な端末で店舗業務を一括管理したい方にはステラパック、スマホと連携して手軽に導入したい方にはストアーズが向いています。
ステラパックとストアーズの料金面の違い
- どちらも初期費用のコストは安く抑えられる
- プランによっては、ストアーズの方が決済手数料の面でやや優位
- 入金サイクルはどちらも早いが、振込手数料は条件に差があるため注意
ステラパックとストアーズの端末・対応ブランドの違い
- 店舗設置型ならステラパック、持ち運んでの利用ならストアーズがおすすめ
- 対応決済ブランドは、ステラパックの方がやや優位
- ストアーズは、対面決済の他に、請求書払いが利用可能
ステラパックとストアーズの機能・他システムとの連携の違い
- どちらもPOSシステムとの連携が強み
- 会計ソフトとの連携を重視したい場合はストアーズがおすすめ
売上分析やPOS・会計ソフトとの連携にも違いがあるため、事業規模や運用スタイルに合わせて選ぶことが重要です。
どちらのサービスにも強みがあるため「なにを重視したいか」を明確にすることで、自分に合った決済サービスが見つかるはずです。
おすすめのキャッシュレス決済端末を比較したい場合は、以下の記事が参考になります。

なお、キャッシュレス決済端末の導入を手数料の安さで決めるなら、クレジットカード決済導入の店舗手数料が安いサービスを確認してみてください。

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