キャッシュレス決済を導入したいけれど「スクエアとストアーズのどちらを選べばいいの?」と悩んでいませんか?
どちらも導入コストが低く、使いやすいと人気のサービスですが、向いている業種には若干違いがあります。
この記事では、両サービスの費用・機能・サポート体制を比較しています。
また、それぞれおすすめの店舗や事業者もあわせて解説しました。
導入コストを抑えたい方も、サポートの手厚さを重視したい方も、自分の店舗にぴったりな決済サービスが見つかるはずです。
スクエアとストアーズを比較|料金・入金サイクルの違い
キャッシュレス決済を導入する際、まず気になるのが「いくらかかるのか」「どのくらいで入金されるのか」という点ではないでしょうか。
ここからは、スクエアとストアーズの料金体系や入金サイクルを比較し、それぞれの特徴を解説します。
初期費用・月額費用の違い
スクエアとストアーズのどちらも、基本的な導入費用は無料です。
ただし、決済端末を使用する場合は別途機器代が必要になります。
| Square | STORES *スタンダードプランの場合  | |
|---|---|---|
| 初期費用 | 無料 *端末購入費を除く  | 無料 | 
| 月額費用 | 無料 /  有料プランあり  | 3,300円(税込) *予約・ECの一部機能は 有料プランへの加入が別途必要  | 
特にスクエアは無料アカウントでPOSレジ機能まで使えるため、ランニングコストを抑えたい個人事業主に向いています。
決済手数料の違い
手数料は売上に直接影響する重要なポイントです。
| 決済手段 | Square | STORES *スタンダードプランの場合  | 
|---|---|---|
| クレジットカード | 2.5〜3.25% | 1.98〜2.38% | 
| 電子マネー | 1.98〜3.24% | |
| QRコード決済 | 3.24% | 
手数料だけで見ると、ストアーズの方がやや低い傾向があります。
ただし、スクエアでは、条件次第で対面での決済手数料が1.8%+80円になる新プランが発表されました。
自店舗でどの決済手段がどのくらい使われるのかを把握し、手数料のシュミレーションをしておくと良いでしょう。
入金サイクルと振込手数料の違い
キャッシュフローを重視する店舗にとって、入金スピードは非常に大事な要素です。
| Square | STORES | |
|---|---|---|
| 入金サイクル | 最短翌営業日 (みずほ・三井住友銀行口座の場合)  | 最短2営業日 | 
| 振込手数料 | 無料 | 無料 *自動入金の場合  | 
スクエアは、最短翌営業日入金に対応しており、振込手数料は無料です。
ストアーズは、最短翌々営業日入金が可能で、自動入金の場合振込手数料はかかりません。
両社とも最短2営業日以内の入金・振込手数料無料と、スピードと利便性は同等レベルです。
ただし、スクエアは入金先の銀行によって翌日入金が適用されない場合があるため、利用する銀行を事前に確認しておくと安心です。
スクエアとストアーズを比較|端末・対応ブランドの違い
「どんな端末を使うのか」「どの決済ブランドに対応しているのか」という点も、サービス選びで重視したいポイントです。
ここからは、スクエアとストアーズの端末・対応ブランド・通信環境の違いを、わかりやすく比較していきます。
決済端末の機能を比較
| Square | STORES | |
|---|---|---|
| 主な端末 | Square リーダー / Square ターミナル /  スマホのタッチ決済など  | STORES決済端末 | 
| 決済方式 | クレジットカード、電子マネー、QRコード | |
| レシート印刷 | Square ターミナルのみ 内蔵プリンターあり  | 別途プリンター連携が必要 | 
| 特徴 | iPhoneでタッチ決済が可能 POSアプリと完全連携  | コンパクトで軽量 店舗での持ち運びに便利  | 
スクエアの決済端末は、選択肢が豊富で柔軟性が高いのが特徴です。
Square リーダーなら低コストで導入でき、レシート印刷まで完結できるSquare ターミナルならカウンター業務に最適です。
さらに、スマホひとつで決済できる「タッチ決済機能」が使えるのも大きな強みといえます。
一方、ストアーズはシンプルな端末が1種類のみなので、初めて導入する人でも迷いにくい設計です。
端末の操作も直感的で、レジ業務が苦手な人でも扱いやすいのがメリットです。
対応ブランド・決済手段の違い
| Square | STORES | |
|---|---|---|
| クレジットカード | Visa / Mastercard / JCB / AMEX / Diners / Discover | |
| 電子マネー | 交通系IC / iD / QUICPay | |
| QRコード決済 | PayPay au PAY d払い 楽天ペイ メルペイ WeChat Pay Alipay  | PayPay au PAY d払い 楽天ペイ メルペイ ファミペイ 銀行ペイ Smart Code™ WeChat Pay Alipay  | 
両社とも、主要なキャッシュレス決済ブランドを幅広くカバーしています。
QRコード決済の対応ブランド数は、ストアーズの方が若干多い程度で、対応数に大きな差はほぼありません。
手数料とあわせて、自店の客層に合う決済手段が使えるかを基準に選ぶと良いでしょう。
通信・接続環境の違い
| Square | STORES | |
|---|---|---|
| 通信方法 | 端末による | Bluetooth接続 (スマホ・タブレットと連携)  | 
| スマホ・タブレット連携 | iOS / Android 対応 | |
| POSレジ連携 | Square POSアプリと連携 | STORESレジアプリと連携 | 
スクエアは端末によって通信方式が異なります。
Square リーダーは、スマホやタブレットとBluetooth接続で連携するタイプです。
Square ターミナルやSquare スタンドは、Wi-Fiで直接通信できる一体型端末なので、スマホを介さずレジ業務を完結できます。
ストアーズは、基本的にBluetooth接続型の端末を、スマホやタブレットと組み合わせて使う方式です。
Wi-Fiは店舗のネット環境として利用しますが、決済そのものは端末とアプリのBluetooth通信で行われます。
スクエアは端末の種類によって通信方法を選べる柔軟性があり、ストアーズは「スマホ+端末」のシンプル運用に特化しています。
スクエアとストアーズを比較|機能・他システムとの連携の違い
決済サービスを選ぶときは、導入費用だけでなく「導入後にどれだけ便利に使えるか」も大切なポイントです。
スクエアとストアーズは、どちらも基本的な決済機能に加えて、売上分析や会計ソフト連携など、日々の業務を効率化できる仕組みを備えています。
ここからは、導入後の運用をスムーズにするための機能面・連携性の違いを比較していきましょう。
売上分析・レポート機能の違い
| Square | STORES | |
|---|---|---|
| 基本レポート | 期間別・時間帯別・ 商品別・支払方法別など 多角的に分析可能  | 期間別・商品別売上を シンプルに確認可能  | 
| リアルタイム反映 | 即時反映でモバイルアプリでも見やすい *無料ツール「Square アナリティクス」を利用した場合  | アプリ・Webから 確認できる  | 
| 期間比較 | 任意期間・曜日別比較など 細かく設定可能  | 基本的な期間比較に対応 | 
| CSV出力 | 売上・商品データを 自由にエクスポート可能  | 売上や明細を出力可能 | 
| 在庫管理 | 在庫警告・カテゴリ別管理に対応 | 実店舗とネットショップの 在庫管理を一元化できる  | 
「時間帯別の混雑状況まで把握したい」「複数指標で分析したい」ならスクエアが便利です。
「毎日の売上推移をざっくり見たい」ならストアーズの方が、シンプルで使いやすいでしょう。
会計ソフトとの連携の違い
| Square | STORES | |
|---|---|---|
| 会計ソフト連携 | freee・マネーフォワード と連携可能  | freee・マネーフォワードクラウド会計 と連携可能  | 
| 自動仕訳 | 可能 | |
| 複数店舗対応 | 1つのアカウントで 最大300店舗の登録が可能 *同業種の場合  | 単店舗運用に向いたシンプル設計 | 
どちらも会計ソフトと連携すれば、自動で仕訳・帳簿反映ができるため、手入力の手間はほぼ不要です。
スクエアは複数店舗や端末ごとの集計を細かく管理したい場合に便利です。
ストアーズは、単店舗でシンプルに運用したい人に向いています。
拡張機能・アプリ連携の違い
| Square | STORES | |
|---|---|---|
| ネットショップ | 「Square オンラインビジネス」で 実店舗と在庫・売上を連動  | 「STORES ネットショップ」で デザイン豊富&最短構築可能  | 
| 予約機能 | 「Square 予約」で スタッフ指名や キャンセル対策も可能 *一部機能は有料プランへの加入が必要  | 「STORES 予約」で メニュー管理や 日時調整が簡単  | 
| 定期課金 | サブスク・会員制・ 回数券販売にも対応  | プランにより 回数券・定期課金に対応  | 
| アプリ連携 | 外部アプリとの連携が 幅広く拡張性が高い  | Instagram・facebookなど 外部アプリと販売連携可能  | 
スクエアは、POSや会計との連携・細かいレポートなど、業務の自動化や拡張性を重視する店舗におすすめです。
ECや予約も自由度が高く、自分好みにカスタマイズして使いたいタイプに向いています。
ストアーズは、実店舗とネットショップ・予約を一体管理できるシンプル設計が魅力です。
専門知識がなくてもECサイトや予約ページをすぐ作れるため、デザイン性やブランドイメージを大事にしたいお店にもぴったりです。
スクエアとストアーズを比較|審査スピード・サポート体制の違い
キャッシュレス決済は「申し込み=すぐ使える」ではありません。
審査に通過し、端末やアプリの設定が完了してはじめて運用を開始できます。
ここからは、スクエアとストアーズの導入までの速さや困ったときのサポート、契約期間や違約金をわかりやすく解説します。
審査スピードと導入までの期間の違い
| Square | STORES | |
|---|---|---|
| 申し込み〜審査 | オンライン申請で完結 早ければ当日〜数営業日で 結果通知  | オンライン申請で完結 最短翌2営業日で結果通知 *VISA / Mastercardの場合  | 
| 利用開始まで | アカウント承認後すぐ利用可 端末が必要な場合は 初期設定を経てスタート  | 端末到着後、 初期設定完了で利用可能  | 
審査〜導入までのスピードは、両社ほぼ同等です。
端末が不要なスクエアのスマホタッチ決済は、最短即日での導入も可能です。
サポート体制の違い
| Square | STORES | |
|---|---|---|
| ヘルプページ | FAQ・操作ガイド・ コミュニティが充実  | 図解つきの導入ガイド・ 手順マニュアルが見やすい  | 
| 問い合わせ手段 | 電話 / メール / チャット | |
| 対応時間 | 電話:10:00〜18:00 (年末年始除く)  | 電話:10:00〜18:00 (日・祝日除く)  | 
どちらもメール・電話・チャットでのサポート体制が整っています。
また、画像や動画など情報量が豊富で、自力解決しやすいのも共通しているポイントです。
契約期間・違約金の違い
| Square | STORES | |
|---|---|---|
| 契約期間の縛り | 原則なし *一部有料プランにはあり  | |
| 違約金 | ||
| 注意点 | キャンペーン利用時は 利用条件を要確認  | 有料プラン利用時は 最低利用期間を確認  | 
両社とも、契約の縛り・違約金はありません。
ただし、キャンペーンや有料プランを使う場合は、条件を事前に確認しておくと安心です。
スクエアとストアーズの比較まとめ|おすすめの店舗タイプ・業態
スクエアとストアーズは、どちらも小規模店舗でも導入しやすい優秀なキャッシュレス決済サービスです。
ただし「どんな店舗に向いているか」は少し異なります。
ここからは、業種や運営スタイルごとにそれぞれのおすすめポイントを整理しました。
スクエアがおすすめの店舗・事業者
スクエアは、多機能性と自由度の高さを重視したい人におすすめです。
POSレジや会計連携、予約・EC機能まで1つのアカウントで統合できるため、店舗運営を効率化できます。
- 飲食店:会計・売上・在庫を一元管理でき、レジ機能が強力に / スタッフ別売上管理も可能
 - 複数店舗を運営している事業者:店舗ごとの売上や在庫をまとめて分析できる / 管理者・スタッフの権限設定も細かくできる
 - 屋外イベント・移動販売:Square リーダーやスマホのタッチ決済対応で、場所を選ばず決済可能
 - 予約やネットショップも活用したい事業者:「Square 予約」や「Square オンラインビジネス」で多チャネル展開しやすい
 
\世界で愛される決済システム!/
※アカウント作成から最短即日で利用開始
スクエアの評判・口コミが気になる場合は、以下の記事が参考になります。

ストアーズがおすすめの店舗・事業者
ストアーズは、シンプルで始めやすく、デザインやブランドイメージを大切にしたい人におすすめです。
初期設定が簡単で、ネットショップや予約機能との連携がスムーズにできます。
おしゃれなデザインテンプレートも豊富なので、店舗の世界観をそのままオンラインに広げたい人に向いています。
- 美容サロン・ネイル・整体など:「STORES 予約」でメニュー・スタッフ管理がしやすく、回数券販売にも対応
 - 雑貨店・アパレルなど:「STORES ネットショップ」でデザイン性の高いECサイトを簡単に構築可能
 - 個人経営のカフェや教室など:シンプルな画面で、初めてでも設定・操作が迷いにくい
 - 電子マネー利用者が多いエリアの店舗:交通系ICの決済手数料が低く、コストを抑えやすい
 
\ネットショップと実店舗を一元管理!/
※STORES連携で売上アップを実現
ストアーズ決済の評判・口コミが気になる場合は、以下の記事が参考になります。

スクエアとストアーズを比較する際のよくある質問
ここからは導入前に多く寄せられる質問を、わかりやすく解説します。
プランの選択やネットショップの連携、インボイス対応について不安がある方は、事前に解消しておきましょう。
売上が少ない場合はどちらがおすすめ?
A. スクエアか、ストアーズの「フリープラン」がおすすめです。
スクエアは完全無料で利用でき、売上が発生したときだけ決済手数料がかかる仕組みです。
ストアーズもフリープランなら同様ですが、手数料を下げたい・機能を増やしたい場合はスタンダードプランの検討が必要です。
ただし、ストアーズの「スタンダードプラン」を選ぶと、月額3,300円(税込)が発生します。
まずはスクエアか、ストアーズのフリープランで始めてから、運用に慣れた段階でプランアップするのが安心です。
ネットショップとの連携を重視する場合は?
A. スクエアは「実店舗との在庫連動」が得意、ストアーズは「デザイン性・ブランディング力」が強みです。
| Square | STORES | |
|---|---|---|
| ネットショップ機能 | Square オンラインビジネス | STORES ネットショップ | 
| 特徴 | 実店舗の在庫や売上と リアルタイム連携可能 シンプルで構築が早い  | デザインテンプレートが豊富で、 ブランドの世界観を表現しやすい  | 
| 手数料 | 3.3〜3.6% | 3.6%〜 | 
スクエアは、実店舗とネットショップの在庫を自動同期できる点が魅力です。
複数チャネルで販売しても在庫ズレが起きにくく、効率重視の運営に向いています。
一方のストアーズは、ショップデザインの自由度が高く、ブランドイメージを重視する店舗に最適です。
テンプレートを選ぶだけで洗練されたショップを作れるため、デザインに自信がない初心者でも始めやすいです。
インボイスに対応できる?
A. スクエアは標準機能でインボイス対応、ストアーズは関連サービス「STORESレジ」との連携で対応可能です。
インボイス制度(適格請求書)には、どちらのサービスも対応していますが、対応方法が少し異なります。
| Square | STORES | |
|---|---|---|
| インボイス対応状況 | 標準機能で対応済み | 「STORESレジ」との 連携で対応  | 
| 登録番号の記載 | Square 請求書・レシート設定で 登録番号を自動記載  | STORESレジで登録番号を設定し、 レシートや領収書に反映可能  | 
| 税区分の管理 | Square データとPOSレジアプリから 税率設定が可能  | STORESレジで軽減税率や 消費税区分を設定可能  | 
スクエアは、特別なアプリを使わず、登録番号や消費税区分を管理できます。
ストアーズは「STORESレジ」と組み合わせることで、レシートや領収書への登録番号記載に対応しています。
どちらも制度対応済みですが、単体で完結したいならスクエア、連携で柔軟に使いたいならストアーズが向いているでしょう。
まとめ:スクエアとストアーズを比較して売上アップにつながる決済サービスを選ぼう
スクエアとストアーズは、どちらも導入しやすいキャッシュレス決済サービスです。
スクエアはPOSレジやインボイス対応などが標準機能で完結し、機能を広げたい事業者に最適です。
一方、STORESはシンプルな操作性とデザイン性の高いネットショップ・予約連携が魅力で、初めて導入する個人事業主にも向いています。
スクエアとストアーズの共通点
- 初期費用がかからず導入のハードルが低い
 - 決済対応ブランド数はほぼ同数
 - どちらも拡張性に優れており、実店舗のみならずEC拡大にも役立つ
 
スクエアとストアーズの相違点
- 対面での決済手数料は、ストアーズの方がやや低い
 - 決済端末の種類は、スクエアの方が豊富
 - ストアーズの一部有料プランは、契約期間の縛りがあるため注意
 
おすすめの店舗や事業者
- スクエアは、店舗運営の効率化を目指し、機能性を求めたい人におすすめ
 - ストアーズは、シンプルな機能性を求めており、ネットショップに力を入れたい人におすすめ
 
どちらも月額無料プランから始められるため、まずは試しながら自分の店舗に合う運用スタイルを見つけるのがおすすめです。
最終的には「どのくらい機能を使いこなしたいか」「どんな顧客体験を提供したいか」で選ぶことが、売上アップへの近道になります。


			
			
			
			
			
			
			
			
			
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