「お店の会計をもっとスムーズにしたい」「お客さんにもっと便利に支払いしてもらいたい」そんな思いから、飲食店でキャッシュレス決済の導入を検討しているオーナーは増えています。
とはいえ種類が多すぎて「どの端末が自分の店に合うのか」「導入時の注意点は何か」と悩むことも少なくありません。
そこで今回は、飲食店におすすめのキャッシュレス決済端末と、導入前に知っておきたいポイントやお得な導入方法をわかりやすく解説します。
この記事を読めば自店に最適なキャッシュレス決済選びができ、キャッシュレス化をスムーズに進められますよ。
ぜひ最後まで読んでみてください。
【徹底比較】飲食店でおすすめのキャッシュレス決済14選
飲食店でおすすめのキャッシュレス決済サービスをまとめました。
自店に合うサービスがないか見てみましょう。
初期費用 | 月額利用料 | クレジットカード | 電子マネー | QRコード | 決済手数料 | 入金サイクル | 振込手数料 | 導入期間 | サポート | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1.スクエア | スクエアリーダー:4,980円 | 無料 | VISA Mastercard JCB AmericanExpress DinersClub DISCOVER | Kitaca Suica TOICA PASMO iD QUICPay manaca ICOCA nimoca SUGOCA はやかけん | PayPay 楽天ペイ d払い auPAY ALIPAY+ WeChatPay メルペイ | 2.50%~3.75% | 三井住友/みずほ銀行:翌営業日 他行:週1回 | 無料 | 翌日~1ヶ月 | 電話・メール・チャット |
スクエアターミナル:39,980円 | ||||||||||
2.ステラパック | 無料 | キャンペーン活用で初年度無料 2年目以降3,300円(税込) | VISA Mastercard JCB AmericanExpress DinersClub DISCOVER 銀聯 | 交通系IC 楽天Edy iD nanaco WAON QUICPay | PayPay 楽天ペイ d払い メルペイ auPAY ALIPAY+ ゆうちょPay WeChatPay UnionQR | 1.98%~3.24% | 月6回締め:2営業日後払い 月2回締め:2営業日後払い 月2回締め:15日後払い | 三井住友銀行:無料 その他銀行:220円 | 約2ヶ月 | 電話・メール・導入前相談 |
3.ペイゲート | 無料 | 3,300円(税込) | VISA Mastercard JCB AmericanExpress DinersClub DISCOVER 銀聯 | 交通系IC 楽天Edy iD QUICPay nanaco WAON | PayPay 楽天ペイ d払い auPAY メルペイ ALIPAY+ WeChatPay UnionQR | 1.98%~3.24% | クレジットカード/電子マネー: 月2回 QRコード決済:月1回 | みずほ銀行:110円~220円 その他金融機関:220円~440円 | 1〜2ヶ月 | 電話・メール・導入前相談 |
4.PayCASモバイル | 無料 | 1,980円(税別) | VISA Mastercard JCB AmericanExpress DinersClub DISCOVER 銀聯 | Apple Pay Google Pay iD QUICPay 楽天Edy nanaco WAON 交通系IC | PayPay 楽天ペイ d払い メルペイ 楽天ペイ J-CoinPay ALIPAY+ WeChatPay UnionQR JKOPAY | 1.98%~3.24% | 月2回 | 無料 | 約1ヶ月 | 電話・メール |
5.エアペイ | 無料 | 無料 | VISA Mastercard JCB AmericanExpress DinersClub DISCOVER 銀聯 | iD QUICPay Kitaca Suica TOICA PASMO ApplePay はやかけん manaca ICOCA nimoca SUGOCA | PayPay 楽天ペイ d払い auPAY J-CoinPay SmartCode COIN+ ALIPAY+ WeChatPay UnionQR | 0.99%~3.24% | 三井住友/みずほ/三菱UFJ銀行:月6回 他行:月3回 | 無料 | 10日~2週間 | 電話・メール・導入前相談 |
6.JT-VT10 | 無料 | 無料 | VISA Mastercard JCB AmericanExpress DinersClub DISCOVER 銀聯 | iD QUICPay 楽天Edy nanaco WAON | PayPay | 2.90%~3.24% | 月1回又は月2回 | 550円 | 約2ヶ月 | 電話 |
7.ステラパック | 無料 | キャンペーン活用で初年度:無料 2年目以降:3,300円(税込) | VISA Mastercard JCB AmericanExpress DinersClub DISCOVER 銀聯 | 交通系IC 楽天Edy iD nanaco WAON QUICPay | PayPay 楽天ペイ d払い メルペイ auPAY ゆうちょPay ALIPAY+ WeChatPay UnionQR | 1.98%~3.24% | 月6回締め:2営業日後払い 月2回締め:2営業日後払い 月2回締め:15日後払い | 三井住友銀行口座:無料 その他の銀行口座:220円 | 約2ヶ月 | 電話・メール・導入前相談 |
8.PAYGATE | 無料 | 3,300円(税込) | VISA Mastercard JCB AmericanExpress DinersClub DISCOVER 銀聯 | 交通系IC 楽天Edy iD QUICPay nanaco WAON | PayPay 楽天ペイ d払 auPAY メルペイ ALIPAY+ WeChatPay UnionQR | 1.98%~3.24% | クレジットカード・電子マネー: 月2回 QRコード決済:月1回 | みずほ銀行:110円~220円 その他金融機関:220円~440円 | 1〜2ヶ月 | 電話・メール・導入前相談 |
9.楽天ペイターミナル | 38,280円(税込) 端末代金無料キャンペーンで無料 | ライトプラン:0円 スタンダードプラン:2,200円 | VISA Mastercard JCB AmericanExpress DinersClub DISCOVER | 楽天Edy iD nanaco WAON Apple Pay | PayPay 楽天ペイ d払 auPAY SmartCode ALIPAY+ WeChatPay UnionQR JKOPAY | 2.20%~3.24% | 楽天銀行:翌日,月1回,月2回 その他銀行:3日後,月1回,月2回 | 楽天銀行:0円 その他銀行:330円(税込) | 1週間~3週間 | 電話・メール |
10.ストアーズ決済 | 無料 | 3,300円(税込) | VISA Mastercard JCB AmericanExpress DinersClub DISCOVER | 交通系IC iD QUICPay | PayPay 楽天ペイ d払 auPAY メルペイ ファミペイ ALIPAY+ WeChatPay | 1.98%~3.24% | 対面決済:翌々日 ネットショップ:翌日 | 10万円未満:200円(税込) 10万円以上:無料 | 最短3日 | 電話・メール・チャット |
11.JMSおまかせサービス Webプラン | 無料 | 無料 | VISA Mastercard JCB AmericanExpress DinersClub DISCOVER 銀聯 | iD QUICPay nanaco WAON 交通系IC 楽天Edy Apple Pay Google Pay | PayPay d払い 楽天ペイ atone SmartCode ALIPAY+ WeChatPay | 2.48%~3.24% | 月2回または月6回 | 無料~198円(税込) | 約1ヶ月~2ヶ月 | 電話・メール・訪問 |
12.USEN PAY | キャンペーン適応で無料 | キャンペーン適応で無料 | VISA Mastercard JCB AmericanExpress DinersClub DISCOVER | iD QUICPay nanaco WAON 楽天Edy | PayPay 楽天ペイ d払い ALIPAY+ メルペイ auPAY SmartCode WeChatPay | 1.9%~3.24% | 翌日~月2回 | 住信SBI/みずほ銀行:無料 その他:198円(税込) | 約2週間 | 電話・訪問 |
飲食店でおすすめのキャッシュレス決済はこの3つ
沢山ある飲食店向けのキャッシュレス決済の中で、おすすめのサービスを紹介します。
- スクエア
- ステラパック
- ペイゲート
以上3つです。
ひとつひとつ見てみましょう。
1.スクエア

スクエアは、低コストで導入できるキャッシュレス決済サービスです。
初期費用はスクエアリーダーが4,980円、スクエアターミナルが39,980円で、月額固定費はかかりません。
対応ブランドはVISA・Mastercard・JCB・American Expressをはじめ、交通系ICやPayPay・楽天ペイ・d払いなど主要なQRコード決済まで幅広く網羅しています。
決済手数料は2.5%〜3.75%で、三井住友銀行・みずほ銀行なら翌営業日入金、その他銀行でも週1回の入金に対応し振込手数料も無料です。
導入期間は最短翌日から1ヶ月程度、サポート体制も電話・メール・チャットと充実しており、中小店舗や個人事業主でも安心して利用できます。
スクエアの評判・口コミが気になる場合は、以下の記事が参考になります。

\世界で愛される決済システム!/
※アカウント作成から最短即日で利用開始
2.ステラパック

ステラパックは、中小規模の飲食店でも導入しやすいキャッシュレス決済サービスです。
初期費用は無料で、キャンペーンを利用すれば初年度の月額利用料もかからず、2年目以降は月3,300円(税込)で利用できます。
VISAやJCBなど主要なクレジットカードに加え、交通系IC・楽天Edy・WAONなどの電子マネー、PayPay・楽天ペイといったQRコード決済まで幅広く対応しているのが強みです。
決済手数料は1.98%〜3.24%と比較的低水準で、三井住友銀行を利用すれば振込手数料も無料です。
コストを抑えながらキャッシュレス化を進めたい店舗に最適でしょう。
導入には約2ヶ月を要しますが、電話・メール・事前相談といったサポート体制も整っているため、安心して活用できます。
ステラパックの評判・口コミが気になる場合は、以下の記事が参考になります。

\シンプル操作で誰でも簡単決済!/
※※低コストで始められる小規模店舗向け
3.ペイゲート

ペイゲートは、飲食店に適したキャッシュレス決済サービスとして注目されています。
対応ブランドはVISA・JCBなどの主要クレジットカードに加え、楽天Edy・iD・WAONなどの電子マネー、PayPay・ALIPAY+など人気のQRコード決済にも対応しています。
初期費用は無料で月額利用料は3,300円(税込)、決済手数料は低めの1.98%〜3.24%のため、できるだけコストを抑えてキャッシュレス決済を導入したい店舗に安心です。
入金サイクルはクレジットカード・電子マネーが月2回、QRコード決済は月1回で、資金繰りの見通しも立てやすい仕組みとなっています。
サポート体制も整っているため、初めてキャッシュレスを導入する飲食店でも安心して活用を進められるでしょう。
ペイゲートの評判・口コミが気になる場合は、以下の記事が参考になります。

\豊富な決済手段を一括導入!/
※セキュリティ対策万全で安心取引
飲食店がキャッシュレス決済を導入するメリット
飲食店がキャッシュレス決済を導入すると、様々なメリットがあります。
- スムーズな会計業務と締め作業が可能
- 利用しやすさの向上による新規顧客の開拓
- 一人当たりの売上増加
- 安全性の向上
- 清潔で安心な環境
導入後自店にどのようなメリットがあるか、イメージしながら読んでみましょう。
1.スムーズな会計業務と締め作業が可能
飲食店がキャッシュレス決済を導入する最大のメリットは、会計の効率化と顧客満足度の向上です。
現金の受け渡しや釣り銭計算が不要になるため、ピークタイムでもスムーズに会計が進み、来店客を待たせるストレスを減らせます。
売上は自動で口座に振り込まれますし、現金管理や締め作業が大幅に簡略化されるため、業務効率が向上します。
盗難や不正防止にもつながり、安心して店舗運営を続けられる点も大きなメリットといえるでしょう。
2.利用しやすさの向上による新規顧客の開拓
飲食店のキャッシュレス決済導入は、現金を持ち歩かない層やキャッシュレス派の顧客を取り込めます。
初来店のお客様でも「現金が足りないかも」と不安にならず安心して食事を楽しめるため、入店機会を逃しにくくなるのです。
クレジットカードやQRコード決済は訪日外国人の利用率も高いため、インバウンド需要を取り込む効果も期待できます。
幅広い決済手段に対応することで、集客力と顧客満足度の向上につながるでしょう。
3.一人当たりの売上増加
飲食店がキャッシュレス決済を導入すると、顧客は現金の手持ち額に左右されずに支払いができるため、注文数の増加や高単価メニューの選択につながります。
現金のやり取りが不要になると心理的な支出のハードルも下がり、追加注文を促しやすくなるのも大きなメリットです。
クレジットカードは後払いが可能で現金支出を抑えたい顧客にも選ばれやすいため、売上や客単価アップを実現しやすい仕組みといえるでしょう。
4.安全性の向上
飲食店にキャッシュレス決済を導入する大きなメリットのひとつが、現金を扱うリスクの軽減です。
毎日の売上をレジで管理する必要がなくなるため、盗難や従業員による不正といったリスクを最小限に抑えられます。
売上は直接口座へ振り込まれるため、現金の集計や金庫での保管といった手間も不要になります。
飲食店のキャッシュレス決済導入は、スタッフが接客や調理など本来の業務に集中できる環境を実現できるのです。
5.清潔で安心な環境
飲食店でキャッシュレス決済を導入すると、現金の受け渡しによる衛生リスクを大幅に減らせます。
不特定多数が触れる現金とは異なり、スマホやカードを使った支払いは接触を最小限に抑えられるのです。
タッチ決済・電子マネー・QRコード決済では端末に触れず決済できるため、顧客と従業員双方の安全を守りやすくなります。
衛生面の配慮は、飲食店の信頼性向上や安心して食事を楽しんでもらう環境づくりにもつながるため、キャッシュレス導入の大きなメリットです。
飲食店がキャッシュレス決済を導入するデメリット
飲食店がキャッシュレス決済を導入するデメリットについても確認していきます。
- 導入費や手数料がかかる
- 通信障害や故障などのトラブルリスク
- 資金繰りへの影響
- 作業に慣れるまでに時間が必要
以上4つのデメリットもきちんと確認しつつ、キャッシュレス決済導入を進めていきましょう。
1.導入費や手数料がかかる
飲食店のキャッシュレス決済導入のデメリットとの一つが、初期費用や決済手数料です。
端末の購入やクレジットカード・QRコード決済の手数料は、店舗のコストとして計上されます。
売上規模が小さい店舗では、手数料負担が利益に大きく影響することもあります。
飲食店がキャッシュレス決済を導入する際は、費用と利便性を比較して検討することが重要です。
2.通信障害や故障などのトラブルリスク
通信障害や端末故障などのトラブルリスクも考慮しなければなりません。
決済システムが利用できない状況では、会計が滞り顧客を待たせる可能性があり、売上機会の損失につながることもあります。
トラブル発生時には代替手段として現金を用意する必要があり、運用面での負担が増える点も注意が必要です。
導入時にはサポート体制やバックアップ方法を確認し、店舗運営に支障が出ない準備を整えておくことが重要です。
3.資金繰りへの影響
飲食店のキャッシュレス決済導入のデメリットとして、資金繰りへの影響があります。
現金と異なり売上金は銀行振込で入金されるため、入金までに数日〜数週間かかる場合があるからです。
その間日常の仕入れや人件費などの支払いを現金で行う必要があり、資金繰りに余裕がない店舗では一時的にキャッシュフローが圧迫されます。
導入を検討する際は入金サイクルを確認し、運転資金に影響が出ないよう計画的に管理することが重要です。
4.作業に慣れるまでに時間が必要
スタッフが操作に慣れるまでに時間がかかる点もデメリットの一つです。
端末や決済手順に不慣れな状態では、会計処理がもたつきピーク時にはお客様を待たせてしまいます。
スムーズな運用と顧客満足度の維持のためにも、導入前のスタッフ研修や操作マニュアル整備が重要です。
飲食店でキャッシュレス決済を選ぶ際のポイント
飲食店では、店舗の規模やスタイルに合った決済端末を選ぶことが重要です。
キャッシュレス決済を選ぶポイントを把握しておかないと、営業に支障が出たり、お客様に不便を感じさせてしまう恐れがあります。
- 飲食店向けの機能が搭載されているか
- 決済手段の数はどれくらいあるか
- 導入・月々のコストが妥当か
- フォーローが充実しているか
- 設置までの期間はどのくらいか
- 入金サイクルはどのくらいか
- 自店の地域や客層はどのサービスを利用するか
以上7つのポイントについて解説していきます。
1.飲食店向けの機能が搭載されているか
飲食店でキャッシュレス決済端末を選ぶときは、飲食店に合った機能があるかをチェックしましょう。
テーブルごとの会計・割り勘・店内とテイクアウトの税率自動計算などは、飲食店ならではの便利機能です。
スタッフが同時に使えたりレジと連動できる端末なら、忙しい時間帯でもスムーズに会計ができます。
必要な機能がない端末を選ぶと会計に手間がかかるため、お客様に不便を感じさせてしまうので注意しましょう。
2.決済手段の数はどれくらいあるか
キャッシュレス決済サービスが提供している決済手段の数を、必ず確認しましょう。
クレジットカード・QRコード決済・交通系ICカードまで幅広く対応している端末なら、多様なお客様ニーズに応えられます。
決済手段が少ないとお客様が「使えないから不便」と感じて、来店機会を逃すことにつながるため注意が必要です。
3.導入・月々のコストが妥当か
飲食店でキャッシュレス決済端末を導入する際は、導入費用や月々のコストが妥当かをしっかり確認しましょう。
端末代や初期費用が安くても、毎月の固定費や決済手数料が高ければ長期的な負担になります。
月額無料でもサポートが不十分だとトラブル時に営業へ影響が出る可能性もあります。
飲食店に合った料金プランを選ぶと、コストを抑えながら安心してキャッシュレス決済を活用できるため、利益を圧迫せずに集客力を高められるでしょう。
4.フォローが充実しているか
キャッシュレス決済サービスのサポート体制が充実しているかを、確認しましょう。
営業中にトラブルが起きても、電話やチャットで迅速に対応してもらえるサービスなら安心です。
飲食店はピークタイムに決済が止まると大きな損失につながるため、24時間サポートや訪問対応の有無は重要なポイントです。
導入後の操作説明やトラブル時のフォローが手厚い端末を選ぶと、安定したキャッシュレス決済の運用が可能になり、お客様に安心感を与えられます。
5.設置までの期間はどのくらいか
飲食店でキャッシュレス決済端末を導入する際は、設置までにかかる期間を把握しておきましょう。
申し込みから審査・端末発送・設置設定まで数日で完了する場合もあれば、数週間かかることもあります。
開業や新メニューの提供に合わせてキャッシュレス決済を始めたい飲食店にとって、導入の遅れは営業に影響を与えかねません。
スムーズに利用を開始するためにも、設置までの目安日数やサポート体制の確認が重要です。
6.入金サイクルはどのくらいか
売上金が口座に入るまでの入金サイクルを確認しておきましょう。
決済サービスによって最短で翌日入金されるものもあれば、数日~1週間程度かかるものもあります。
入金サイクルが長いと、仕入れや人件費の支払いに影響する可能性があるため注意が必要です。
飲食店の運営に合わせて、資金繰りに負担の少ないサイクルの端末を選ぶことで、安心してキャッシュレス決済を活用できます。
7.自店の地域や客層はどのサービスを利用するか
自店の地域や客層がどのサービスをよく使っているかを把握しましょう。
都市部ではPayPayや楽天ペイ、地方では交通系ICカードや現金併用が多いケースもあります。
客層に合った決済手段を導入することで会計の手間が減り、利便性が高まります。
使われないサービスの導入はお客様に不便を感じさせる可能性があるため、地域性や客層に合ったサービスを選無ことが重要です。
飲食店でキャッシュレス決済を導入する流れ
キャッシュレス決済端末を飲食店に導入するステップを紹介します。
どのような流れで準備が進むのか、順を追って見ていきましょう。
導入したいキャッシュレス決済サービスの公式サイトや窓口から申し込んでください。必要情報として、店舗名・住所・代表者情報・銀行口座などを準備します。個人事業主は開業届、法人は登記簿謄本や印鑑証明など、審査に必要な書類もあらかじめ用意しておくとスムーズです。
申込内容をもとにサービス会社が審査を行います。問題がなければ契約書に署名し、サービス利用が正式に開始できる状態になります。契約はオンラインで完了する場合もありますが、郵送で書面のやり取りが必要なケースもあります。
契約が完了すると、端末やリーダーが店舗に配送されます。届いたらWi-Fiや電源接続、アプリ連携などの初期設定を行ってください。端末が正しく動作するか、入金口座や決済手数料の設定も確認します。レシートプリンターや会計システムとの連携も必要に応じて行い、運用開始に備えましょう。
決済端末をスムーズに運用するため、スタッフに操作方法や決済手順を説明してください。支払いの流れ・返金やキャンセルの対応・トラブル時の連絡先も共有します。複数スタッフで運用する場合は担当を決め、事前に操作シミュレーションを行うと安心です。
本格運用前に少額でテスト決済を行い、端末やアプリの動作を確認を行いましょう。入金や通知が正しく反映されるか、通信状態に問題がないかもチェックします。不具合があればサポートに問い合わせて解決しておけば、営業中のトラブルを防げます。
試験運用で問題がなければ、日常営業でキャッシュレス決済を導入してください。店内に利用案内やポップを設置すると、来店客もスムーズに利用できます。入金サイクルや手数料の管理も定期的に確認し、安心して運用できる体制を整えましょう。
飲食店でのキャッシュレス決済の使用方法
飲食店でのキャッシュレス決済の流れを解説します。
決済端末の電源を入れ、Wi-Fiや通信状況を確認します。接続に問題がないかチェックし、アプリやレジとの連携も整えてください。これでお客様の決済をスムーズに受け付ける準備が整います。
お客様に現金以外の支払い方法を案内します。クレジットカード・QRコード・電子マネーなど利用可能な方法を伝え、どの決済を希望されるか確認してください。
注文内容に応じて、決済端末に金額を正確に入力します。端末画面でお客様と金額を確認し、間違いがないことをしっかり伝えましょう。
お客様に端末操作をしていただくか、カードリーダーにカードを通して支払いを完了させます。操作方法に不明点があればサポートし、トラブルを防ぎましょう。
決済完了を端末で確認し、入金が正しく反映されているかチェックします。必要に応じてレシートを発行し、お客様に渡してください。
飲食店でのキャッシュレス決済導入におすすめの補助金
キャッシュレス決済の導入には一定のコストがかかりますが、補助金や助成金をうまく活用すれば、初期費用の負担を抑えられる可能性があります。
飲食店でのキャッシュレス決済導入におすすめの補助金は、以下の7つです。
- IT導入補助金
- 小規模事業者持続化補助金
- 業務改善助成金
- 自治体のキャッシュレス導入補助金
- 働き方改革推進支援助成金
- インバウンド対応力強化支援補助金
- 事業再構築補助金
自店に合うものがあるか見ていきましょう。
1.IT導入補助金
IT導入補助金は、飲食店がキャッシュレス決済などのITツールを導入する際に活用できる、代表的な補助制度です。
POSレジ・決済端末・予約管理システムなどの導入費用が対象となり、最大で数百万円まで補助される可能性があります。
キャッシュレス決済をお得にスタートさせたい飲食店にとって、最も利用しやすい補助金の一つといえるでしょう。
参照:IT導入補助金2025
2.小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金は、新規顧客獲得や業務効率化を目的とした取り組みに利用でき、飲食店のキャッシュレス決済導入にも適しています。
新しい決済端末の導入・キャッシュレス対応告知のためのチラシ作成・Webサイト改修などが補助対象です。
地域の飲食店が資金負担を抑えつつ、顧客満足度を高める手段として注目されています。
参照:小規模事業者持続化補助金
3.業務改善助成金
業務改善助成金は、賃金引き上げと生産性向上を目的にした助成制度で、飲食店のキャッシュレス決済の導入も対象になる可能性があります。
会計処理を効率化するための決済端末や、タブレットレジの導入などが想定されます。
人手不足が課題となる飲食業界において、キャッシュレス決済を通じた作業効率アップと従業員の待遇改善を同時に進められる点が魅力です。
参照:業務改善助成金
4.自治体のキャッシュレス導入補助金
一部の自治体では地域の飲食店や小売店を対象に、キャッシュレス決済導入を支援する独自の補助金制度を用意しています。
決済端末の購入費用や利用手数料の一部を補助するケースがあり、国の制度よりも手続きが簡単なことも特徴です。
地域ごとに内容は異なるため、飲食店は自治体の公式サイトや商工会議所に確認し、自店に合った支援策を探すのがおすすめです。
参照:東京都北区新紙幣・キャッシュレス対応決済機器更新等支援事業補助金
5.働き方改革推進支援助成金
働き方改革推進支援助成金は、長時間労働の是正や業務効率化を目的とした制度で、キャッシュレス決済の導入も対象になる場合があります。
申請要件に「労働時間削減の取り組み」があるため、キャッシュレス化を働き方改革の一環として位置づけることで、補助を受けられる可能性が高まります。
参照:働き方改革推進支援助成金
6.インバウンド対応力強化支援補助金
インバウンド対応力強化支援補助金は、訪日外国人客を受け入れる飲食店がキャッシュレス決済や多言語対応システムを導入する際に活用できる制度です。
外国人観光客はクレジットカードやQRコード決済を利用する割合が高く、現金決済のみでは機会損失につながる可能性があります。
本補助金を活用すれば、キャッシュレス決済端末や多言語メニューの整備費用を軽減でき、外国人観光客の集客力アップにつながる可能性が高まるでしょう。
7.事業再構築補助金
事業再構築補助金は、新分野展開や業態転換を行う中小企業を対象とした、大型補助制度です。
飲食店がキャッシュレス決済を導入するだけでは対象になりにくいですが、デリバリー事業の強化・デジタル化による新しいサービス展開と組み合わせれば、活用が可能です。
大規模な設備投資や事業モデルの転換を検討する飲食店にとって、キャッシュレス決済導入と併せて利用できるチャンスがあります。
参照:事業再構築補助金
まとめ:飲食店でキャッシュレス決済を導入するなら自店に最も合うものを選ぼう
飲食店でのキャッシュレス決済導入は、今や必須ともいえる取り組みです。
飲食店のキャッシュレス決済におすすめのサービス
- スクエア
- ステラパック
- ペイゲート
飲食店キャッシュレス決済の導入メリット
- スムーズな会計と締め作業が実現し、利用しやすさが向上
- 新規顧客開拓と一人当たりの売上増加の期待
- 安全性の向上
飲食店キャッシュレス決済の導入デメリット
- コスト面での問題と資金繰りへの影響
- 通信障害や故障などのトラブルリスク
- スタッフがなれるまで時間が必要
飲食店でキャッシュレス決済を選ぶ際のポイント
- 飲食店向けの機能搭載の有無、決済手段の数
- アフターフォローや設置までの期間
- 初期費用・ランニングコスト・入金サイクル
- 地域・客層が利用するキャッシュレス決済の種類
飲食店のキャッシュレス決済導入におすすめの補助金
- IT導入補助金
- 業務改善助成金
- インバウンド対応力強化支援補助金
飲食店がキャッシュレス決済を導入すると、会計の効率化によってスタッフの負担を減らし、スピーディーなサービス提供が可能になります。
クレジットカードやQRコード決済に対応すると、新規顧客や外国人観光客の集客にも直結しますし、補助金を活用すればコストを抑えられます。
導入の際は複数の決済サービスを比較し、自店に最適なものを選びましょう。
コメント