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キャッシュレス決済端末を徹底比較!手数料・機能・コスパで選ぶなら?

キャッシュレス決済端末の比較

キャッシュレス決済の普及が進み、クレジットカードやQRコード決済を導入する店舗が増えています。しかし「どの決済端末を選べばいいのか分からない」「手数料や機能の違いが知りたい」と、お悩みの方も多いのではないでしょうか?

本記事では、主要なキャッシュレス決済端末の手数料・対応ブランド・コスト・使いやすさをご紹介します。また、それぞれの決済端末の特徴や、業種別のおすすめ端末もあわせて解説しました。

自店舗にぴったりのキャッシュレス決済端末を見つけ、スムーズなキャッシュレス導入を目指しましょう。

目次(クリックで記事内移動)

キャッシュレス決済端末とは?

キャッシュレス決済端末は、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済などで支払いを行う際に利用される機器です。

近年、現金に代わる支払い手段としてキャッシュレス決済が普及し、その窓口となる端末の導入がさまざまな店舗や施設で進んでいます。これらの端末は、消費者の利便性を高めるだけでなく、店舗運営における効率化や売上向上にも貢献しています。

キャッシュレス決済端末の基本機能

キャッシュレス決済端末の基本機能は、主に以下の4つです。

  • 多様な決済方法に対応
    クレジットカード、電子マネー、QRコード決済、さらにはタッチ決済(NFC)やモバイルウォレットなど、複数の支払い手段をサポートします。消費者が好む方法で支払いを選択できるため、顧客満足度が向上します。
  • セキュリティ機能
    決済データの暗号化や不正取引の検知など、高いセキュリティ機能を持ち、安全な取引を実現します。
  • 簡単な操作性
    店舗スタッフでもすぐに使いこなせるような直感的なデザインや、タッチパネルが多く採用されています。誰でも簡単に操作できるため、オペレーションの負担が軽減されます。
  • レポート機能
    日々の売上や決済データを自動的に記録・分析する機能が搭載されており、経営や売上管理に役立てられます

決済端末の種類(モバイル型・据え置き型・タブレット型)

キャッシュレス決済端末には、利用シーンや店舗規模に応じていくつかの種類があります。ここからは、それぞれの特徴を解説します。

  • モバイル型
    持ち運びが可能なコンパクトな端末。電源やインターネット環境が不要な場合もあり、屋外イベントや移動販売で活躍します。初期コストが比較的低く、導入のハードルが低いのも特徴です。
  • 据え置き型
    レジ横などに設置されるスタンダードな端末。安定した接続環境が必要なため、店舗内での利用に最適です。複数の決済方法に対応しており、長時間の使用にも適しています
  • タブレット型
    タブレット端末に、専用アプリをインストールして使用します。顧客情報の管理やメニュー表示など、決済以外の機能も多彩です。レジシステムと一体化させられるため、小規模店舗やカフェで人気があります。

以下の表は、それぞれの端末の特徴をまとめたものです。

端末の種類主な特徴適した利用シーン
モバイル型持ち運び可能・初期費用が安い移動販売イベント出店
据え置き型安定性が高い・多機能小売店飲食店
タブレット型操作が簡単・決済以外の機能も豊富小規模店舗個人経営のカフェ

  キャッシュレス決済が必要とされる背景(消費者ニーズ・政府の方針)

キャッシュレス決済の導入が進む背景には、以下のような理由があります。

  • 消費者ニーズの高まり
    現金を持ち歩かないライフスタイルが一般化し、スムーズかつ衛生的な支払いを求める声が増えています。とくに若年層や訪日外国人観光客の間では、キャッシュレス決済が主流です。
  • 政府の方針
    日本政府は「キャッシュレス・ビジョン」として、2025年までにキャッシュレス決済比率を40%に引き上げる目標を掲げています。これに伴い、導入費用の補助金や税制優遇などの支援も行われています。

キャッシュレス化は単なるトレンドではなく、社会全体のニーズや方向性に沿った変化です。この機会に、自店舗に適した決済端末を導入して、時代に合った運営を目指しましょう。

キャッシュレス決済端末の比較ポイント

キャッシュレス決済端末を導入する際には、さまざまなポイントを比較し、自店舗に最適なものを選ぶことが重要です。

  • 決済手数料とランニングコストの比較
  • 初期費用と月額料金の比較(無料端末 vs 有料端末)
  • 対応決済ブランドの比較
  • 通信方法と端末の使いやすさを比較
  • 操作性(UI・UX)を比較
  • 管理機能やサポート体制の比較

ここからは、決済端末を選ぶ際の主要な比較ポイントを解説します。

決済手数料とランニングコストの比較

キャッシュレス決済を導入する際には、決済手数料とランニングコストが大きなポイントになります。

決済手数料とは、取引ごとに発生する費用で、一般的には3~3.5%程度が相場です。ただし、決済ブランドによって異なり、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済でそれぞれ手数料率が異なることがあります。

また、ランニングコストとして、通信費・システム利用料・振込手数料などが発生することがあります。以下の表は、一般的な決済手数料の目安です。

決済方法手数料の目安
クレジットカード3〜3.5%
電子マネー1.5〜2.5%
QRコード決済0〜3%

QRコード決済では、一部の事業者が一定期間手数料無料で提供することもあり、初期導入の際に活用するとコストを抑えられます。

初期費用と月額料金の比較(無料端末 vs 有料端末)

決済端末には無料で提供されるものと、有料で購入するものがあります。

  • 無料端末
    一部の決済サービスでは、端末を無料で提供しています。たとえば、SquareSTORES 決済などでは、スマホやタブレットと連携して利用できるリーダーを無料で配布することがあります。ただし、高機能なものが必要な場合は有料オプションが必要になることもあります。
  • 有料端末
    一括購入や月額レンタルで提供されるものもあります。たとえば、据え置き型の決済端末は2~5万円程度の価格帯が一般的です。また、月額料金として1,000~3,000円程度の費用が発生する場合もあります。
端末タイプ初期費用月額費用特徴
無料端末0円0円または少額スマホ連携型が多く、コストを抑えられる
有料端末2〜5万円1,000〜3,000円高機能で単体運用が可能

どちらを選ぶかは、導入予算と必要な機能によって決まります。初めて導入するなら無料端末から試し、運用しながらアップグレードを検討するのもよいでしょう。

対応決済ブランドの比較

決済端末が対応しているブランドも重要なポイントです。多くの決済端末は、以下のブランドに対応しています。

  • クレジットカード
    VISA / Mastercard / JCB / AMEX / Diners Club など
    ※JCB・AMEX・Diners Clubは追加審査が必要な場合が多い
  • 電子マネー
    Suica / PASMO / ICOCA などの交通系IC、iD / QUICPay など
  • QRコード決済
    PayPay / 楽天ペイ / d払い / au PAY / メルペイ など

すべてのブランドに対応している端末もありますが、一部の決済方法にしか対応していない場合もあります。たとえば、小規模店舗ではQRコード決済だけを導入するケースも増えています。

どの決済方法を利用する顧客が多いかを把握したうえで、選定しましょう。

通信方式と端末の使いやすさを比較

キャッシュレス決済端末の通信方式には、以下の2つがあります。

  • Wi-Fi接続
    インターネット環境がある店舗向け。安定した接続が可能だが、Wi-Fiの設定が必要
  • モバイル通信(4G/LTE)
    持ち運びが可能な端末向け。移動販売や屋外イベントなどで便利

一般的に、店舗で使用するならWi-Fi接続型、移動販売や屋外での使用ならモバイル通信型が適しています。

操作性(UI・UX)を比較

決済端末の操作性も重要です。とくに、以下のポイントをチェックしましょう。

  • タッチパネルの有無
    スマホやタブレットと連携する端末では、タッチパネルがあるため直感的な操作が可能
  • レシート印刷機能
    端末にプリンターが内蔵されていると、その場でレシートを発行でき、利便性が向上
  • アプリ連携
    スマホアプリを使って売上管理ができる端末もあり、データの集計や確認が簡単

とくに、初心者向けの端末はシンプルなUIになっているため、スタッフの教育負担を減らせます。

管理機能やサポート体制の比較

決済端末を導入すると、日々の売上管理やサポート対応の充実度が、店舗運営に大きく影響します。

  • 売上管理機能
    ほとんどの決済端末には、売上をリアルタイムで確認できる管理機能が搭載されています。
    一部の端末では、CSV出力や会計ソフトとの連携機能も備えており、経理業務の負担を軽減できます。
  • カスタマーサポートの充実度
    万が一、端末が故障したり、決済トラブルが発生した際のサポート体制も重要です。
    24時間対応のカスタマーサポートの有無、電話・チャットでの対応が可能かを確認しておくと安心です。
サポート内容重要度説明
24時間対応トラブル時の迅速な対応が可能
電話サポートすぐにオペレーターと話せる
チャットサポートテキストベースで手軽に問い合わせ可能

人気のおすすめキャッシュレス決済端末比較一覧

ここからは、主要なキャッシュレス決済端末を比較し、業種ごとのおすすめ端末を解説します。

  • 1位:Square(スクエア)
  • 2位:STORES(ストアーズ)決済
  • 3位:AirPAY(エアペイ)
  • 4位:PAYGATE(ペイゲート)
  • 5位:stera pack(ステラパック)

1位:Square(スクエア)

項目Square(スクエア)の特徴
端末Tap to Pay on Android™
(モバイル型)
0円
​手持ちのAndroidスマートフォン
(NFC対応)で決済可能
Square レジスター
(据え置き型)
​84,980円(税込)
Square ターミナル
(モバイル型)
39,980円(税込)
Square リーダー(第2世代)
(モバイル型)
4,980円(税込)
Square スタンド
(タブレット型)
29,980円(税込)
Square キオスク
(タブレット型)
29,980円(税込)
初期費用無料(スマホ・タブレットと連携)
月額費用無料 / 有料プランあり

決済手数料
2.5%(対面・条件あり)
3.25%(対面)
3.75%(非対面)
3.25%(請求書)


対応決済ブランド
クレジットカード:VISA / Mastercar / JCB / AMEX / Diners Club /  Discover
電子マネー:交通系IC / iD / QUICPay
QRコード決済:PayPay / d払い / 楽天ペイ / au PAY / メルペイ /
We Chat Pay / Alipay
振込サイクル最短翌日(みずほ・三井住友銀行の場合)
その他の銀行は翌営業日
通信方法スマホ・タブレットとBluetooth接続
レシート発行専用プリンター対応(オプション)
導入のしやすさ複雑な手続きなし・最短即日で導入可能
特徴シンプルなUIで初心者向け
無料アプリで売上管理が可能
公式サイトhttps://squareup.com/jp/ja

Squareは、スマホやタブレットと連携して簡単に利用できるシンプルな操作性が特徴の決済端末です。カフェや飲食店での利用はもちろん、小型で持ち運びしやすいため、イベントやポップアップストアでの利用もおすすめです。

2位:STORES(ストアーズ)決済

項目STORES(ストアーズ)決済の特徴
端末STORES決済端末
(モバイル型)
19,800円(税込)
初期費用通常料金:決済端末代19,800円(税込)
中小支援プラン:無料
月額費用通常料金:無料
中小支援プラン:3,300円(税込)

決済手数料
3.24%(クレジットカード)
1.98%(交通系IC)
3.24%(iD / QUICPay)
3.24%(QRコード)


対応決済ブランド
クレジットカード:VISA / Mastercard / JCB / AMEX / Diners Club / Discover
電子マネー:交通系IC / iD / QUICPay
QRコード決済:PayPay / d払い / 楽天ペイ / au PAY / メルペイ / FamiPay / 銀行Pay / We Chat Pay
振込サイクル最短翌々日(振込手数料:275円/回)
通信方法スマホ・タブレットとBluetooth接続
レシート発行STORESレジと対応プリンタの接続が必要
導入のしやすさ業界でも最安水準の決済手数料
スマホアプリで売上管理が可能
特徴決済手数料が低い端末がコンパクトで、
スマホやタブレットと連携しやすい
公式サイトhttps://coiney.com/service/

STORES決済は、無料で導入できる点と、最短翌日振込に対応している点が魅力です。手軽にキャッシュレス決済を導入したい店舗に最適で、移動販売やキッチンカーなどの業種にもおすすめです。

3位:AirPAY(エアペイ)

項目AirPAY(エアペイ)決済の特徴
端末カードリーダー
(モバイル型)
20,167円(税込)
キャッシュレス導入0円キャンペーンで
カードリーダーとiPadが無料貸与*
初期費用無料(iPadなどの端末は別途必要)
月額費用無料
決済手数料3.24%
対応決済ブランドクレジットカード:VISA / Mastercard / JCB / AMEX / Diners Club / Discover / UnionPay 銀聯
電子マネー:交通系IC / iD / QUICPay
QRコード決済:PayPay / d払い / 楽天ペイ / au PAY / COIN+ / Alipay+ / J-coin Pay / UnionPay(銀聯)QRコード / Smart Code™ / We Chat Pay
振込サイクル最大月6回(みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行)
通信方法Wi-Fi / モバイル通信(5G/LTE)
レシート発行別売のプリンターで対応可能
導入のしやすさ初期費用・月額費用無料でコストを抑えられる
特徴業界最多の決済ブランド対応数
幅広い業種に適用可能
公式サイトhttps://airregi.jp/payment/

AirPAYは幅広い決済方法に対応し、業種を問わず導入しやすいのが特徴です。とくに、飲食店や小売店で多く利用されている決済端末で、コストを抑えつつ決済の多様化を図りたい事業者におすすめです。

*キャンペーンは公開時(2025年2月時点)の情報です。
予告なく変更・終了する可能性があるため、詳細は公式HPをご確認ください。

4位:PAYGATE(ペイゲート)

項目PAYGATE(ペイゲート)の特徴
端末PAYGATE Station
(モバイル型)
39,600円(税込)
キャンペーン中は端末代金が無料*
初期費用無料
月額費用3,300円〜
決済手数料1.98%〜(クレジットカード決済・条件あり)
3.24%(電子マネー)
2.0%〜(QRコード)
対応決済ブランドクレジットカード:VISA / Mastercard / JCB / AMEX / Diners Club / Discover / UnionPay 銀聯
電子マネー:交通系IC / iD / QUICPay / WAON / nanaco / 楽天Edy
QRコード決済:PayPay / d払い / 楽天ペイ / au PAY / Alipay+ / UnionPay(銀聯)QRコード / We Chat Pay
振込サイクル月2回(クレジットカード・電子マネー売上)
QRコード決済売上は月1回
通信方法Wi-Fi / モバイル通信(4G・LTE)
レシート発行内蔵プリンター搭載
導入のしやすさ幅広い決済方法に対応・比較的審査が通りやすい
特徴レシートプリンター機能付き
決済手数料が業界最安水準
公式サイトhttps://www.paygate.ne.jp/

PAYGATEは、導入コストを抑えながらキャッシュレス決済を導入したい店舗におすすめです。端末にレシートプリンターが内蔵されており、別途プリンターを用意する手間が省けます。飲食店をはじめ、移動・訪問販売の業者で多く利用されています。

*キャンペーンは公開時(2025年2月時点)の情報です。
予告なく変更・終了する可能性があるため、詳細は公式HPをご確認ください。

5位:stera pack(ステラパック)

項目stera pack(ステラパック)の特徴
端末stera tap
(モバイル型)
0円
手持ちのiPhone / Androidスマホで
決済可能(対象外のデバイスあり)
stera tarminal
(据え置き型)
無料貸与
初期費用無料
月額費用3,300円(税込)
無料のお試しプランあり
決済手数料1.98%〜(VISA / Mastercard)
2.48%〜(JCB / AMEXなど)
3.24%(UnionPay 銀聯 / 電子マネー / QRコード)
対応決済ブランドクレジットカード:VISA / Mastercard / JCB / AMEX / Diners Club / Discover / UnionPay 銀聯
電子マネー:交通系IC / iD / QUICPay / WAON / nanaco / 楽天Edy
QRコード決済:PayPay / d払い / 楽天ペイ / au PAY / メルペイ / ゆうちょPay / Alipay+ / UnionPay(銀聯)QRコード / We Chat Pay
振込サイクル最大月6回
通信方法光回線有線 / Wi-Fi(5GHZルーター推奨)
レシート発行内蔵プリンター搭載(stera terminalのみ)
導入のしやすさシンプルなUIで直感的に利用可能
30種類以上の決済方法に対応
特徴最短5日に1回の振込サイクル
レシート用のロール紙が無料
公式サイトhttps://www.smbc-gp.co.jp/stera/

PAYGATEは、対応決済ブランドの豊富さと、簡単な操作性が人気の決済サービスです。月額費用がかかるものの、端末上で利用できるアプリを店舗ごとにカスタマイズできるため、アパレルや飲食店、小売店などにおすすめです。

キャッシュレス決済端末の導入手順

キャッシュレス決済の導入は、顧客満足度の向上や売上アップに直結します。ここからは、キャッシュレス決済端末の導入手順をわかりやすく解説します。

申し込みから利用開始までの流れ

キャッシュレス決済端末の導入は、以下のような流れで進みます。

  1. 導入する決済端末を選ぶ
    キャッシュレス決済サービスから、自店舗に合ったものを選択
  2. 申し込み手続き
    各サービスの公式サイトから申し込み、事業情報や銀行口座を登録
  3. 審査の実施
    申請内容をもとに、決済会社が審査を実施。通常1日〜1週間程度で結果が通知されます
  4. 端末の発送・準備
    審査通過後、決済端末が発送される(無料または有料)
    Squareなど一部サービスでは、スマホアプリのみで利用可能なものも
  5. 端末の設置・設定
    端末の電源を入れ、インターネットに接続後、初期設定(決済方法の登録・レジとの連携など)を行う
  6. 決済テストと利用開始
    実際に決済を試し、問題がないか確認。その後、正式に運用開始

必要な書類と審査基準

申し込みの際には、以下の書類が必要になります。

書類必要な理由
身分証明書(運転免許証・パスポートなど)申請者本人の確認
銀行口座情報(通帳やネットバンキングの情報)売上の振込先の登録
事業証明書(開業届・法人登記簿など)事業の実態を確認するため

審査基準は各決済サービスによって異なりますが、主に以下のポイントがチェックされます。

  • 事業の実態 があるか(店舗の有無・運営状況)
  • 犯罪歴や金融事故歴がないか
  • 銀行口座が正しく登録されているか

各種サービスでは、法人・個人事業主向けの審査が厳しめですが、SquareやSTORES決済では比較的審査が緩い傾向にあるといわれています。

設置・設定の手順と注意点

決済端末をスムーズに導入するために、設置と設定の手順を押さえておきましょう。

【設置手順】

  1. 端末の電源を入れる
  2. Wi-Fiまたはモバイル通信に接続
  3. 管理画面にログインし、決済方法を登録
  4. POSレジやスマホアプリと連携(必要に応じて)
  5. テスト決済を行い、動作を確認

【注意点】

  • Wi-Fiの安定性をチェック
    とくに据え置き型端末を利用する場合、通信が不安定だと決済に影響が出るため注意
    モバイル型端末を使う場合は、通信環境が整った場所で使用する
  • レシート印刷機の有無を確認
    一部の端末はレシートプリンターが内蔵されていないため、必要な場合は別途用意する
  • 決済テストを実施
    いきなり本番で使うのではなく、少額決済でテストし、問題がないか確認する

 【簡単審査】初心者向けの決済端末

「すぐに使いたい」という人向けに、簡単審査で導入できる決済端末を紹介します。

① Square(スクエア)

  • 最短即日導入可能(一部クレジットカード決済)
  • スマホやタブレットと連携するだけで利用OK
  • 手数料は2.5%〜(条件あり)

おすすめ業種:カフェ・小売店・美容サロン

② STORES(ストアーズ)決済

  • 最短3営業日で導入可能
  • 手数料3.24%と低コスト
  • クレジットカード・QR決済対応

おすすめ業種:移動販売・イベント出店・小規模店舗

③ PayPay(QR決済)

  • 審査が比較的緩い(個人事業主でも通りやすい)
  • QRコードを店頭に置くだけで決済が可能
  • 他のQRコード決済サービスに比べて手数料が低い

おすすめ業種:飲食店・個人経営店・フリーランス

キャッシュレス決済端末のメリット・デメリット

キャッシュレス決済端末の導入を検討する際、どのようなメリットがあるのか、また導入時のデメリットやリスクについて理解することが重要です。

【メリット】
集客力の向上・会計スピードの向上・つり銭準備の手間が減る・売上データの管理が容易・衛生面の向上

【デメリット】
決済手数料がかかる・端末の導入と維持コスト・振込サイクルの違い・システム障害のリスク

【キャッシュレス非対応のリスク】
客離れの可能性・売上機会の損失・店舗運営の効率低下

ここからは、キャッシュレス決済の導入が、店舗に与える影響を詳しく解説します。

  導入するメリット

キャッシュレス決済端末を導入することで、以下のような利点があります。

① 集客力の向上

現金を持ち歩かない消費者が増えており、キャッシュレス決済に対応することで「このお店ならカードやスマホ決済が使える!」と安心して来店してもらえます。
とくに訪日外国人や若年層はキャッシュレス決済を好む傾向があり、新たな顧客層を獲得しやすくなります

② 会計スピードの向上

現金のやり取りが不要になるため、レジの処理時間を短縮できます。
ランチタイムの飲食店や混雑する小売店では、会計の待ち時間が短縮されることで回転率が向上し、売上アップにもつながります。

③ つり銭準備の手間が減る

キャッシュレス決済が増えれば、現金の管理が簡単になります。
つり銭の準備や、売上金の計算ミスを防ぐことができ、スタッフの負担軽減にもつながります。

④ 売上データの管理が容易

多くのキャッシュレス決済端末は、売上データを自動で記録・集計する機能を備えています。
これにより、経理作業の効率化や、売上分析に役立てることができます。

⑤ 衛生面の向上

現金の受け渡しがないため、衛生面でも安心です。
とくに飲食店では、衛生意識の高い顧客にとってキャッシュレス決済は魅力的な選択肢になります。

  導入時のデメリット

一方で、キャッシュレス決済端末を導入する際には、いくつかの注意点があります。

① 決済手数料がかかる

キャッシュレス決済では、取引ごとに2%〜3.5%の決済手数料が発生します。
たとえば、1万円の売上があった場合、300円程度の手数料が差し引かれるため、利益率の低い業種では慎重に検討する必要があります

② 端末の導入・維持コスト

決済端末には、無料で提供されるものもありますが、一部の機種では購入費用(2万円〜5万円)や月額利用料がかかる場合があります。
また、Wi-Fiやモバイル回線を利用するため、インターネット環境が必須です。

③ 振込サイクルの違い

キャッシュレス決済では、売上金が即日入金されるわけではありません。
振込サイクルは翌日~月2回程度までサービスによって異なるため、資金繰りの計画を考慮する必要があります

④ システム障害のリスク

インターネット通信を利用するため、システム障害や通信不良によって決済ができない場合があります。
繁忙期やイベント時に決済が停止すると、機会損失につながる可能性があります。

  キャッシュレス非対応のリスク

キャッシュレス決済に対応しない場合、以下のようなリスクが考えられます。

① 客離れの可能性

「カードが使えないなら他の店にしよう」と、考える消費者は少なくありません。
とくに、クレジットカードやQRコード決済が主流になりつつある都市部の店舗では、キャッシュレス非対応が競争力の低下につながる可能性があります。

② 売上機会の損失

キャッシュレス決済が普及する中、現金を持たずに来店する顧客も増えています。
キャッシュレス決済ができないことで、せっかくの来店客を逃してしまうリスクがあります。

③ 店舗運営の効率低下

現金管理には、つり銭の準備・売上の計算・銀行への入金作業などの手間がかかります。
キャッシュレス決済を導入すれば、これらの作業を削減できるため、スタッフの負担軽減にもなります

ビジネスに合った決済端末を導入しよう

キャッシュレス決済端末の導入は、売上向上・会計業務の効率化・顧客満足度の向上に大きく貢献します。
しかし、選ぶ端末によって手数料や対応ブランド、コストが異なるため、自店舗に合ったものを選ぶことが重要です。

この記事のまとめ

キャッシュレス決済端末の比較ポイントを理解する

  • 店舗や事業の規模や業態に合った端末を選ぶ
  • コストだけでなく、振込サイクルや操作性、サポート体制なども考慮する必要がある

スムーズに導入できるよう事前に準備する

  • 必要な書類や通信環境を準備する
  • 申し込みから利用開始までの流れを確認する

導入のメリット・デメリットに加え導入しないリスクを理解する

  • 集客力の向上だけでなく、売上の分析や経理作業の負担を軽減できる
  • 決済手数料や月額費用がかかり、現金のように売上がすぐに入金されない
  • 導入しないと客離れや売上機会の損失のみならず、店舗運営の効率が低下する場合も

以上の点を理解すれば、自店舗に合ったキャッシュレス決済端末が選べるはずです。
キャッシュレス化の流れが加速する今、適切な決済端末を導入し、ビジネスの成長につなげましょう!

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この記事を書いた人

後藤廉のアバター 後藤廉 合同会社GRADMIN 代表

学生時代にITパスポートを取得し、Webメディア運営をスタート。
記事作成やWebディレクションを中心とした3年の個人事業を経て、2023年に合同会社GRADMINを創業。
SEO対策やホームページ制作・記事作成・オウンドメディアの運用代行など、コンテンツマーケティングを使って企業のWeb集客を支援しています。

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